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もっと患者さんにできることはないのかという思いがありました。

Q1.あなたの職場を紹介してください

私の職場は集中治療室(ICU)です。ICUには生命の危機状態にある重症な患者さんや、心臓や大血管など大きな手術を受けられた患者さんが入室しています。当院の特色として循環器疾患の患者さんが多く、急性心筋梗塞や大動脈解離、重症心不全の患者さんが多く入室されます。病棟ほど大きなフロアではないため、ナースステーションからすべての患者さんが見渡せ、スタッフの距離も近いため、みんなで声を掛け合いながらケアを行っています。特に若いスタッフが多いため活気があり、常に患者さんを日常に戻すためにはどのような方法がいいのか考えながら仕事をしています。状態がよくなり、患者さんがICUを出たあと、退院前に歩いてICUに挨拶に来られることがあります。そんなときは一生懸命に看護をして本当によかったと思える瞬間です。

Q2.長野中央病院を選んだ理由はなんですか?

私は名古屋出身ですが、長野に憧れ、長野中央病院に入職しました。当院には奨学金制度があり、奨学金を受けた期間と同じ期間働くことで返済が免除されます。私は一度退職し、地元の大学病院に就職しましたが、再度当院に戻ってきました。スタッフ間の距離が近く、職種を問わず気軽に声をかけられる雰囲気が魅力的だったからです。また、立地も非常に魅力的です。長野市の中心地にあるため駅からも近く、同僚と食事に行ったり、映画を見たり非常に便利で過ごしやすい場所にあります。自然も近く、朝方の山並みの美しさにはとても癒されます。

Q3.認定看護師を目指したきっかけは?

日々のケアをしていく中で、もっと患者さんにできることはないのかという思いがありました。特にICUでは安静を強いられたり、さまざまな管につながれたりと、患者さんに対し制限が多くかかっています。そのような状態の中で、重症だから仕方ないと決めつけ、患者さんの立場に立ち、寄り添う看護とはどのようなものなのか見失うことも多くあり、ジレンマを感じることもありました。ちょうどそのようなときに、師長から集中ケア認定看護師はどうか?と声をかけていただき、自分にできることがあるのなら頑張ってみようと思ったのがきっかけです。実際に学校に行って感じたことは、認定看護師は決して特別ではなく、みんなと一緒に悩み、答えを探していく存在なのだということです。患者さんの代弁者になれるよう日々がんばっています。

Q4.長野中央病院の資格習得支援は?

当院は資格取得に対して非常に積極的です。特に認定看護師資格取得に対しては基本給や授業料、家賃の補助など保証が手厚いです。その他にも、弾性ストッキングコンダクターや呼吸療法認定士、NST専門療法士、ICLSインストラクターなど、さまざまな資格があり、必要に応じて休みの調整や受講料などの支援を受けることができます。

Q5.学生さんへのメッセージをおねがいします

看護師の仕事はとても多岐にわたり、一人ひとり患者さんによってケアの方法や関わりが変化するため、これだ!という答えがいつもあるわけではありません。しかし、それだからこそ、一生懸命患者さんのために考えたケアをして少しでも良くなったときは喜びも倍になります。患者さんに看護を提供するばかりでなく、自分自身も患者さんに成長させていただいていることを日々実感しています。そんな魅力的な仕事を私たちと一緒にしていきませんか?みなさんの新しい力を発揮できるよう、しっかりサポートさせていただきます。

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